六角舎アートスクールでは4月9日から新学期授業が始まり、3週間ほど経ちました。
毎年春には、皆さんに花をモチーフにしたデッサン、色彩、着彩写生に取り組んでもらっています。
花びらや茎、葉などの有機的な曲線の美しさや、水の入ったガラスコップの質感や透過する光のきらめき、そして細部の関係性など、グラスに生けられた花を観察する中でさまざまなことを感じることができます。美しいものを素直に感じ取りながらそれを丁寧に表現するという基本を大切に、新しいこの1年の学びを深めていっていただければと願っています。
受験に色彩の練習が必要な受講生には、デッサンでの観察を踏まえて花をテーマにモチーフ構成の課題にも取り組んでもらいました。今後は引き続き、色面分割の課題、イメージ表現の課題、モチーフ構成の課題などをバランス良く体験してもらい、それぞれの課題の特徴や共通性を理解してもらいつつ進めます。その中で、色彩理論も(今は)課題に取り組む一人一人にマンツーマンで説明しています。
今年度も、当教室の特徴である少人数制・個人別カリキュラムを活かし、一人一人の受講生に必要なものを見極め、工夫をこらしながら様々な課題に取り組んでいってもらおうと考えています。 昨年度の収穫や反省点を踏まえ、スタッフもさらに工夫しながら受講生の皆さんの実力アップ、個性をさらに発揮していけるような指導に取り組んでいきます。
新しい年度に受講生の皆さんがどんな作品を生み出すのかが楽しみです。(Y.O.)